介護福祉学科 2017年卒業

中西 聖花さん

言葉の選び方ひとつで、こころと心が通い合う。
小さな喜びのある毎日です。

以前は、親身になって教えてくれた先生方に恩返しをしたかったので、卒業後は施設でしっかり経験を積んで、いつか教員として再び学校に戻ってきたいと思っていました。
今は、この仕事の楽しさがわかってきました。どんな言葉を選んで声をかければ、楽しい会話が広がるのか、その日の“こころ”と“からだ”の状態に合わせて、気持ちよく生活していただくためのケアを心がけています。悩むこともありますが、「いつも笑っとるね。顔を見たら元気になるよ」と言われ、その言葉に私のほうが元気をもらうことも。人生の先輩たちには教わることがたくさんあり、感謝しています。ご本人にもご家族にも「ここを選んでよかった」と思っていただけるよう、寄り添い続けることが今の私の恩返しです。
介護福祉の現場は、大変そうだというイメージがあるかもしれません。けれど、こんなにも人から必要とされ、やりがいのある仕事はないと思っています。