柔道整復師とは
自然治癒力を最大限に引き出し、回復へと導く
柔道整復師とは、骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷などの外傷に対し、整復・固定などの処置を施し、回復へと導く国家資格取得者です。古来から伝承されている手技を用いて、自然治癒力を最大限に引き出す施術を行います。

医療分野からスポーツ、福祉関連まで
さまざまな分野での活躍が期待されています
医療分野はもちろん、スポーツや美容関連の分野など、さまざまな現場での活躍が期待され、需要が拡大しています。柔道整復術は先人が積み重ねてきた「健康の知恵」の集大成であり、受け継いだ私達の手によって、さらに発展する可能性を秘めた術なのです。
柔道整復師の活躍の場
整形外科
主に運動器の機能や構造に関する知識を持つ柔道整復師は、リハビリテーション部門で患者さんの治療などに貢献できます。また、急性期・慢性の運動器障害やスポーツ障害の治療、リハビリテーションのプログラムの設計などに携わることができます。

接骨院
主に筋骨格系の問題に対する施術を行うことができます。柔道整復師は、患者さんのケガによる関節や筋肉の痛み、運動制限、姿勢の問題などに対して施術や運動療法、ストレッチ、手技などを行い、症状回復の手助けをします。

スポーツ現場
柔道整復師はスポーツ中の大きなケガ(骨折や脱臼)に対して、症状を適切に把握して応急処置することができる資格です。加えて、トレーニング指導、ケガの予防、運動パフォーマンス向上などでチームや選手を支援します。

介護福祉施設
高齢者や身体に障害を来している利用者の機能向上や健康維持をサポートします。筋力トレーニング、関節可動域の維持・向上、姿勢のサポートなどを通じて、入居者の生活の質を向上させる支援ができます。

フィットネスクラブ
運動生理学や解剖学の知識を活かし、個々のニーズに合わせたトレーニングやリハビリテーションのプログラムを提供し、健康な身体の状態を促進させることが可能になります。

柔道整復師の国家試験合格率
(過去10年間の国家試験平均合格率)
69.4%
柔道整復師になるまでの流れ
必要単位を修得すると国家試験受験資格が取得可能
柔道整復師は、柔道整復師法によって定められた国家資格です。厚生労働大臣の指定した柔道整復師養成施設、もしくは文部科学大臣の指定した学校で解剖学・生理学・柔道整復学などを3年以上学ぶことで、受験資格が得られます。国家試験に合格すると、柔道整復師として接骨院の開業のほか、病院、スポーツ分野等で活躍できます。