歯科衛生士とは
むし歯予防から歯周病予防までサポートする、お口のスペシャリスト
歯科衛生士は、歯科医師とともにお口の健康を守る国家資格取得者。
歯科医師をサポートする「診療補助」、歯石の除去やフッ素の塗布を行う「予防処置」、食事やブラッシングのアドバイスを行う「保健指導」が主な仕事です。

「Cure(治療)」から「Care(予防)」へ 未然に防ぐことの大切さを伝える
お口の健康が全身の健康につながることが広く知られるようになり、「Cure」から「Care」へ大きく変わるにつれ、歯科衛生士のニーズが高まっています。
また、「いつまでもきれいな歯でいたい」という美容意識の高まりから、ますます歯科衛生士の活躍の場が広がっています。
歯科衛生士の活躍の場
歯科医院
小児から高齢者まで幅広い患者さんの口腔ケアを行うことで、お口の中だけでなく全身の健康を守るプロフェッショナルとして活躍できます。

審美歯科
単純に「歯を白くする」だけでなく、健康な歯および歯肉を守りながら白い歯を維持することで、患者さんが笑顔になれるお手伝いをすることができます。

企業・メーカー
ライオンやサンスターなど企業や歯科器材販売メーカーなどで、商品開発やセミナー講師を行っています。

病 院
入院中の患者さんに対し専門的な口腔ケアを行うことで、術後の感染症予防など患者サポートチームの一員として活躍することができます。

介護福祉施設
お口の中をきれいにすることで肺炎などの感染症を予防し、口腔機能訓練を行うことで咀嚼嚥下機能の低下を防ぎ、おいしく食事ができるようケアを行っています。

保健所・保健センター
1歳6か月検診や3歳児検診、歯科予防相談などの住民サービスに関わっています。お口の健康についての啓発活動や企画、イベントの実施などを行っています。

フリーランス
歯科医院や企業、病院などと契約している歯科衛生士で、他にもセミナーを開いたり、執筆活動、講演活動を行っています。

歯科衛生士の国家試験合格率
(2023年度)
96.4%
歯科衛生士になるまでの流れ
必要単位を修得すると国家試験受験資格が取得可能!
歯科衛生士は歯科衛生士法に基づいて認定される国家資格です。
高校卒業後、厚生労働大臣もしくは文部科学大臣の指定した歯科衛生士養成施設を卒業することで、国家試験の受験資格が得られます。毎年1回、3月に実施される歯科衛生士国家試験に合格すると歯科衛生士の資格が与えられ、さまざまな職場で活躍できるようになります。